〈中学受験〉セキツイ動物・無セキツイ動物を見やすい分類表で覚える!
『セキツイ動物』 『無セキツイ動物』の単元は、化学の計算問題のような難しさはないけど、覚えることがたくさん!
こんな時、暗記が苦手なウチのコにとっては…
いかに頭の中にスッキリと収められるかがポイント!
そこで、見やすい分類表で確認しながら勉強すると…
- 各種の動物の違いを見比べることができる
- 動物界全体が把握できる
など、視覚からの情報によって理解がしやすくなり、暗記効率もUP!
今回は、我が家が使った分類表を紹介しながら、『セキツイ動物』 『無セキツイ動物』をまとめていきます。
プリントした見やすい分類表を眺めながら復習してみてください
\その他の資料も活用してね /
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暗記の苦手な子が、効率的に歴史を学習するにはどうしたらいい?そう考え試行錯誤し完成した日本史年表。重要事項をギュッと詰め込んでいます。
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セキツイ動物と無セキツイ動物
上のチャートを見ると、動物は
セキツイ動物と無セキツイ動物の
大きく2つに分かれてるけど…
そもそも、セキツイとは何か?というと、それは背骨のこと。
動物は、
- セキツイ動物…背骨がある動物
- 無セキツイ動物…背骨がない動物
に分けられ、さらに
セキツイ動物は5種類
無セキツイ動物は大きく分けて3種類
に分類されます。
セキツイ動物
上の表は、5種類のセキツイ動物〈魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類・ホニュウ類〉の主な特徴を一覧にしたもの。
5種類の見た目の違いはなんとなく分かっているけど…
大事なのは下のような点に関して違いが分かること!
- 呼吸の仕方
- 生活場所
- 受精の仕方
- 産まれ方
- 子育ての仕方
- 体温
これらについて詳しく見ていきます。
呼吸の仕方 / 生活場所
呼吸の仕方については次の二通り。
- ・エラ呼吸
-
魚類 / 両生類(幼生)
- ・肺呼吸
-
両生類(成体)/ ハチュウ類 / 鳥類 / ホニュウ類
当然、呼吸の仕方と住む場所は関係があり…
- ・エラ呼吸をする動物
-
水中
- ・肺呼吸をする動物
-
陸上
受精 / 産まれ方 / 子育て
子孫を残すことに関する事項をチェックしていきます
- 体外受精
-
魚類 / 両生類
水中で体外受精 - 体内受精
-
ハチュウ類 / 鳥類 / ホニュウ類
陸上で生きる動物は、体内受精。
成体の両生類は陸上に住んでいても、水中で体外受精なのでしっかり押さえておきたいところ。
カエルの卵をイメージしておくと良さそう。
- 卵生
-
〈薄い膜〉魚類 / 両生類
〈かたい殻〉ハチュウ類 / 鳥類 - 胎生
-
ホニュウ類
『ホニュウ類は胎生』『ホニュウ類以外は卵生』とわかりやすいけど、大事なのは卵生の中でも違いがあること。
水中で受精する魚類と両生類の卵は、膜でおおわれていて殻が無いのに対して、
陸上で受精するハチュウ類と鳥類の卵は乾燥から守る必要があるのでかたい殻で覆われています。
産卵数に関してもチェック!
『外敵や環境の影響で生き延びることが難しい水中で産まれる卵は、産卵数が多い』
『かたい殻で覆われている陸上の卵は、水中で産まれる卵と比較して産卵数が少ない』
ちゃんと子孫が残るように産卵数が調整されてる、ということ。
- 子育てしない
-
魚類 / 両生類 / ハチュウ類
- 子育てする
-
鳥類 / ホニュウ類
鳥類とホニュウ類は、子供のお世話をしないと子供が育たない!
産まれてからもしっかりと育てるので、一度に産む卵や赤ちゃんの数が少ないんですね。
体温
- 変温動物
-
魚類 / 両生類 / ハチュウ類
- 恒温動物
-
鳥類 / ホニュウ類
変温動物は冬眠をします。その理由は、気温が下がると体温も下がり活動ができなくなるから。
ただ、海に住む魚類に関しては、海水温の変化が陸上より小さい、魚が暖かいところへ移動するなどの理由で、冬眠しない種類も多いようです。
恒温動物でも、クマ・リス・コウモリ(鳥類ではない!)などは、寒くなり食べ物が不足すると活動ができなくなるので冬眠をします。
そのうち、学校の勉強でも新しい考え方で習うようになるかも!?
無セキツイ動物
背骨のない無セキツイ動物は、大きく下の3つに分けられます。
- ・軟体動物
-
からだが柔らかい
からだが膜に覆われている - ・節足動物
-
外骨格を持つ
体や足に節がある - ・その他
-
軟体動物にも節足動物にも当てはまらない
この中でよくテストで出てくるのは、節足動物の“昆虫”!
だけど…
昆虫だけ勉強するより、他の無セキツイ動物についても押さえておいた方が違いが分かり、昆虫についてもよく理解できる!
なので、ここからはそれぞれ簡単にまとめていきます。
軟体動物
文字通り、軟体動物は柔らかい体を持つ動物。
その体をかたい殻で守っているのが貝類。
そして、その貝殻が退化した動物がタコやイカ。
では…
アンモナイトは、固い殻を持っていそうだから貝の仲間?
と思いきや、殻の作りから見ると“イカ”や“タコ”に近いそうです。
節足動物
節足動物は、外骨格を持ち、体や足に節がある動物。
節は足だけ、と思ってたけど、体にも節がある…
『外骨格』とは、体の表面のかたい殻のことで、体を支えたり守ったりする役割があります。ちなみに…
『内骨格』とは、セキツイ動物が持つ、体の内部の骨格のこと。
節足動物は以下の4種類に分けられます。
- ・昆虫類
-
頭部・胸部・腹部に分かれ、
3対6本の足
カブトムシ・アリ・チョウ・トンボ - ・クモ類
-
頭胸部・腹部に分かれ、
4対8本の足
クモ・サソリ・ダニ - ・甲殻類
-
頭胸部・腹部に分かれ、
5対10本の足
エビ・ダンゴムシ・ミジンコ - ・多足類
-
頭部・胴部に分かれ、
多数の足
ムカデ
一番よく聞かれるのは昆虫類の体の作りだけど、他の特徴もしっかり押さえておきたいところ。
ミジンコが“甲殻類”というのは塾のテストにも出てきました!
その他
軟体動物にも、節足動物にも当てはまらない動物。
受験ではここまで出てこなそうだけど、豆知識として知っておくと良いかも!?
- ・刺胞動物
-
刺す毒針を持っている
クラゲ・サンゴ・イソギンチャク - ・棘皮動物
-
五角形を基本にした構造
ウニ・ヒトデ・ナマコ - ・環形動物
-
体は細長く、多数の体節が並ぶ
ミミズ
棘皮(きょくひ)動物の“五角形を基本にした構造”って…
ヒトデは分かるけどウニ・ナマコも五角形??
調べてみると、トゲがない状態のウニの殻の模様、輪切りにしたナマコの断面を見ると、五角形を基本としていることがわかるそう。ナマコはともかく、ウニの模様はキレイでびっくり!こういう知識が増えると、水族館に行った時により楽しめそう…
まとめ
今回は、動物について分かりやすい分類表と共にまとめました。
分類表を見ながら学ぶと、
- 各種の動物の違いを見比べることができる
- 動物界全体を把握できる
など、理解が深まり忘れにくくなると思います。
なんとなく分かったつもり…になっていないか、穴埋めの復習プリントを使ってぜひ試してみてくださいね。
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