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【歴史年表で追う】室町時代2つの争乱期、南北朝・戦国

室町時代を年表で追う

鎌倉幕府が滅びた後に訪れる動乱の時代、室町時代。
多くの戦いが起きる一方、文化や商業・農業が発達した時代でもあり、学習するにあたっては覚えることがたくさん!

室町時代の年表


そこで、まずは室町時代の初期と後半にあたる南北朝時代戦国時代について、年表を見ながら
『いつからいつまで?』
『誰と誰の戦い?なぜ戦いが起きた?』
などのポイントを押さえ、時代の流れをしっかりつかみましょう!
視覚からも情報をインプットしておくと覚えやすく忘れにくくなるのでオススメです。


ここで使う年表は【鎌倉〜安土桃山時代PDFデータ】の中に収録されています。
STORESのショップから購入可能です。
ぜひ年表を手元に復習してみてください!

目次

室町時代2つの大きな争乱

室町時代の争乱年表
室町時代の争乱年表

のざっくり年表を見ると分かる通り、室町時代とされている期間の
初期に『南北朝時代後半には『戦国時代』
と呼ばれる期間が食い込んでいます。
約240年間の室町時代(足利尊氏が征夷大将軍に任命された年〜15代将軍足利義昭が京都から追放されるまで)のうち、南北朝でも戦国時代でもない期間は約70年ほど。
朝廷が2つ存在した『南北朝時代』
100年以上に及んだ『戦国時代』
誰と誰が揉めて、なぜ争っていたのか…

年表を見ながらこの2つの時代の流れを追っていきます

南北朝時代

南北朝の内乱 始まり

鎌倉幕府を滅ぼした後醍醐天皇が、1334年新しい政治(建武の新政)を行う。
しかし、権力を天皇に集中させた政治に武士は不満を持つ。
1336年には、足利尊氏が武家政権を取り戻そうと朝廷軍に挙兵、京都に新しい天皇をたてる。
一方、逃れた後醍醐天皇も吉野(奈良)で朝廷を開いたため、京都の北朝奈良の南朝、2つの朝廷が対立する南北朝の内乱が始まる(南北朝時代の始まり)。
争乱の中、1338年に足利尊氏は征夷大将軍に任命され室町幕府を樹立。

この南北朝の時代は約60年も続く…

南北朝の合一

1368年に3代将軍に就任した足利義満は、有力な守護を押さえて権力を強めていく。
1392年、義満は弱体化した南朝と交渉、ついに南北朝を統一させる。

守護大名の誕生

南北朝時代、幕府は多くの内乱に対応する軍事費を確保するための方法として、守護に荘園の年貢を半分徴収できるようにするなど権限を与えた。その結果、任された土地を自国の領地のように支配する『守護大名』が現れ、のちに応仁の乱に深く関わる存在となる。

戦国時代

応仁の乱による幕開け

朝廷を統一した足利義満は、明との貿易で富を築き、豪華な別荘をたてるなどその権力を示す。
北山文化の発達
しかし、義満の死後は各地で守護大名が勢力を拡大。
そして1467年、政治に興味のない8大将軍足利義政の時代に
将軍の後継争い
有力な守護大名の勢力争い
管領家の後継争い
が絡んだ『応仁の乱』が起こる。
各地の大名が東軍・西軍に分かれ争ったこの戦いを皮切りに、世の中は戦国時代へ突入する。

戦国大名の出現

11年続いた『応仁の乱』の末、京都は焼け野原、そして幕府の力は衰弱する。
一方、『応仁の乱』で戦っていた大名の代わりに領地を守っていた家臣が力をつけ、戦いで衰弱した大名を倒すという下剋上が起きる。このような風潮の中、実力で自国を支配する戦国大名が登場。『応仁の乱』が終わった後も、戦国大名たちが領地を広げようと争い合う『戦国時代』が長く続くこととなる。

戦国時代は応仁の乱から始まり100年以上続く…

戦国時代の終わりはいつ?

戦乱が続く中、1573年に戦国大名の織田信長が15代将軍足利義昭を京都から追放し室町幕府が滅亡
その後、1590年に豊臣秀吉が天下統一を成し遂げる。


…と、このように時代が流れていきますが、では戦国時代はいつまでか?というと、
ここで載せている年表上では
室町時代の終わり(安土桃山時代の前)までとしています。

ただ、明確に“いつまで”と言うのは難しいようで…

・豊臣秀吉による天下統一(1590年)まで
・徳川家康によって豊臣家が滅ぼされる大坂夏の陣(1615年)まで
など考え方はいろいろ。大坂夏の陣まで…とすると、戦国時代は約150年も続いたことになりますね。

まとめ

今回は、室町時代の2つの争乱についてまとめました。
争いの背景や、関わった人物をしっかり押さえておくと…
南北朝時代を終わらせ権力を示した足利義満 華やかな北山文化
『戦国時代』幕開けの頃に政治に背を向けた足利義政 わびさびが感じられる東山文化
など、その時代のイメージから文化も覚えやすくなりますよね。
ぜひ、年表を追いながら時代のイメージつかんで一生ものの知識にしてください♫

ここで使う年表は【鎌倉〜安土桃山時代PDFデータ】の中に収録されています。
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ぜひ年表を手元に復習してみてください!


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