社会〈中学受験〉各工業の分布
カホゴなハハが作るおさらい資料社会。
今回は、工業の分野で出てくる
『各工業の分布図』。
ウチのコ、なんとなーくは分かってるみたいだけど、一度しっかり復習して頭に定着させて欲しいなと思っていたので、ポイントの把握がしやすいような分布図を作成しました。
これからお勉強する子にも、
なんとなくは分かってるけど改めて復習しておきたい…という子にも。
あたまをスッキリ整理して記憶しちゃいましょう!
分布図を勉強すると
各工業の特色もおさらいできちゃいます!
主な分布図の種類
ここでは、以下の6つの工業の分布図を見ていきます。
- 製鉄所
- 石油化学コンビナート
- 自動車組み立て工場
- セメント工場
- 製紙・パルプ工場
- 電子部品工場
各工業の特色とともに押さえていきましょう。
各分布図の特徴
製鉄所と石油化学コンビナート
この2つの分布図は似ているので、違いをおさえて一緒に覚えちゃいます。
・船で原料の輸入、鉄製品の輸送をするため太平洋ベルトに多い
・川崎・倉敷・大分には、どちらの分布図にも共通
・製鉄所は北海道の室蘭市、福岡の北九州市に工場がある
自動車組み立て工場
製鉄所と石油化学コンビナートと同様、太平洋ベルトに多くの工場がありますが、2つの工業との分かりやすい違いは、自動車生産が日本で最も盛んな豊田市(愛知県)や、群馬県、埼玉県などの関東内陸部にも多い点です。
・自動車工場は、製鉄所と石油化学コンビナートと同様、太平洋ベルトに多い
・豊田市がある愛知県、スバルの本工場がある群馬県など内陸部にも多い
セメント工場
セメントの主原料の石灰石は、日本国内で100%自給できる天然資源。
そして、セメント工場は、石灰石の産地の近くにあるのが特徴です。
有名な石灰石の産地、カルスト地形の秋吉台(山口県)や、秩父(埼玉県)に近くに多く分布しています。
・セメント工場は、原料となる石灰石の産地の近くにある
・秋吉台(山口県)周辺、埼玉県に多く分布
製紙・パルプ工場
製紙工業は水を多く使うので、地下水が豊富な富士市(静岡県)には多くの工場があります。静岡県の紙の生産額は日本一!
同じく水が豊富にあり、森林資源が多い北海道にも多くの工場があり、他の工業と見分けやすいポイントとなります。
・製紙に必要な地下水が豊富な、
富士市(静岡県)に多い
・他の工業と比べ北海道に分布が多い
電子部品工場
1970年代に九州に多く作られ、シリコンアイランドと呼ばれていました。(→近年は減少。2000年以降カーアイランドと呼ばれるように)
また、電子部品は軽く小さいので、航空機やトラックで輸送されます。そのため、東北地方の高速道路や空港近くにも多くあります。
・太平洋ベルト以外にも、九州、東北まで広く分布
・高速道路沿いや空港近くに分布
日本の半導体工場が閉鎖・縮小されつつあり、近年の分布が把握しきれなかったので分布図は割愛します。
ウチのコとは、少し古い分布図を見ながら、分布の特徴を一緒に確認しました。
まとめ
以上のように、各工業の分布を比較しながら復習することで、ウチのコもしっかり記憶できたようです。
各工業の特徴も改めて押さえることができ、とてもいい勉強となりました!
各分布図を1枚にまとめた
『さらっとおさらい資料』も
ぜひ、お役立てくださいね。
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