【歴史年表で追う】平安時代の主要人物をスッキリ年表で覚える

今回は、平安時代に登場する主要人物4人について年表を見ながらサクッと復習できるようまとめていきます。
日本史の時代の中で最も長い平安時代、その年数およそ400年!




当然、その時々で権力を持つ勢力・政治も移り変わっていきます。
ここでは、『各人物が何をしたのか?』をしっかり確認することで、ながーい平安時代の移り変わりをしっかり押さえ、忘れにくくなるようまとめていきます♫
分かりやすい年表を見ながら勉強するのがオススメです!




平安時代の年表を4パートに分けて捉える
794年から始まる平安時代。
鎌倉幕府が成立する1185年までの期間、なんと約400年!
これだけ長いのだから、当然、権力を握る勢力も入れ替わり、支配の仕方も変わっていきます。
ざっくり示すとこんな感じに↓







ながーく続く時代は、なんとなくで覚えていくと後々混乱しそう…
そこで…
今回はこの時代を4つに分けそれぞれの期間に登場する主要人物とその政治形態をしっかり押さえることで、混乱を防ぎ記憶に残るよう学習していきます♫
平安時代の4人の主要人物と政治を
年表で追う
桓武天皇 〜平安京で政治立て直し〜




奈良の仏教勢力と政治を切り離すため、桓武天皇は都を長岡京へ、さらに794年には平城京へと移す。
在位25年間をかけて積極的に律令政治の立て直しを行う。
- 国司の不正を正す
- 新しい仏教を保護
- 蝦夷の地を平定するため出兵



天皇中心の政治を取り戻した桓武天皇。
が、その後次第に権力を持つようになったのは…
藤原道長 〜摂関政治の最盛期〜




9世紀に入り藤原氏一族が徐々に力をつけ、866年には摂関政治を開始。
1016年には藤原道長が摂政となり、摂関政治の最盛期を迎える。
また、この時期に武士団が登場、各地で力をつけていく。
- 天皇と姻戚関係になる(娘を天皇に嫁がせ、その子を天皇にする)
- 豪族から荘園の寄贈を受ける



藤原道長とその子頼通の時代に栄華を極めた藤原氏一族。
その後、力は衰退し…
白河上皇 〜院政の始まり〜




1068年、藤原氏と関係のうすい後三条天皇が即位。
1086年には、白河天皇が息子を即位させ自分は上皇となり院政が始まる。
寄進させた荘園を財源に力をつける。藤原家はさらに弱体化。
- 仏教勢力の制圧
- 天皇方と上皇方の権力争い(保元の乱)



こうして武士の存在が大きくなり…
平清盛 〜武士政権の誕生〜




平治の乱で源義朝と争った平清盛が勝利。
1167年に、武士として初めて太政大臣となる。
日宋貿易などで大きな富を得て栄華を誇るが、独裁的な政治や平氏の横暴な振る舞いに公家や他の武士から不満を持たれる。
1180年、源頼朝が平氏に挙兵。
1185年、壇ノ浦の戦いで平氏一族が滅亡。



こうして平安時代が終わり、時代は鎌倉時代へ…


平安時代の要所も地図で確認
平安時代を学ぶときには、下記のような要所も地図で押さえておきたいですね♫
- 平安京の場所
- 平清盛が行った日宋貿易の拠点、大輪田泊
- 源平合戦の各所




都に関しては、平城京に至るまでの都の場所と順番も合わせて学べるよう、分かりやすく地図にまとめています。
源平合戦に関しても、場所や順番などを問う問題に対応できるよう年表中に入れました。



よかったらぜひオリジナル年表をご活用ください


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まとめ
今回流れを追った平安時代は400年に及びます。
ここでは、大まかに4つに区分し権力者やその支配体制をまとめました。
年表を見ながら、視覚的に時代の移り変わりを把握できると子供でも覚えるのが楽になります!
年表を活用し丸暗記にならない学習をして、一生物の知識を身につけましょう♫
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